小説掲示板『etc...』
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ja
2008-11-21T01:23+09:00
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RE:孤眼の軍神
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ミルザムを士官用の部屋に案内し、さりげなく見張りを立たせ、アウレスは将校達を集めて現状の説明をした
ただし、英雄云々の話には触れなかった、耐えるか、突撃するか、それだけを話した
今から、自分の命じる全てが、自分だけを評価する
自軍の砦を爆破するような、普通なら処刑物の大罪すら認められている
自分のみが評価され、祭り上げられる
英雄になる、それが、強引に仕組まれた事でなく、過程を伴った結果ならば良かった
世間には過程を伴った物として公表される、仕組まれた物とは群衆は知らない、知ってはならない
だが、もしその時、裏を知る一般人がいたならば…?軍がどの様に動くか、想像は容易い
そういえば、なぜミルザムはこんな事を僕に話したのだろう?
本人にも告げずに、祭り上げれば良かったのではないか?
「お疲れのようですね」
先ほどの、ルギアスとかいう少尉だった、また自分は考え込んでいたのか
「はい、まあ、死刑宣告をされて元気でいられる人はなかなかいませんよ」
嘘だ、僕にはそれを回避できる、言って後悔した
自分は生き残れる可能性を知っている…でも、彼らは?死ぬ道しか見えないんじゃないか?
ルギアスは困った様に笑っていた
「……王都の弟さんに申し訳なく思います…」アウレスは謝った
「いえ、弟も多くの人を守るための犠牲だと理解してくれると思います」
その弟が、どこぞの偽英雄に騙され、屍になるとしても、ですか?
「すみません、今日はもう休みます」
と言い、逃げる
もう何から逃げればいいのか分からなくなっていた
部屋に戻ると、すぐ横になった
左目を瞑り、空の右の空洞を手でふさぐ
今は寝よう、手を顔の上からどかし、浅い眠りに就く
夢の中で、誰かに手を伸ばす
相手も同じく、手を伸ばす
鏡に映る自分だった、右眼がなかった
鏡の中の自分は、勝手に動きゆっくりとこちらから見て左の眼に手を当てた
そこで気付いた
彼にないのは左眼だ
向かい合わせの彼の、唯一の目に、赤い光が宿る
アウレスは飛び起き、右の空洞を確かめた
やはり何もない、いや、何故僕はこんなことをしてるんだ?
夢の内容は忘れていた<br><br>【PR】 <b><a href="http://www.webdeki.com/blog/" target="_blank">WEBできブログ</a></b> 快適動作で画像投稿&携帯対応の無料ブログです。有料版は独自ドメイン可。
義夜
2008-11-21T01:23+09:00
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RE:たびびと。
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狙い通り。いや、こっちの話です。
千里眼。誰だっけな…そうだ、広目天だ!!いやまあ仏教の神様なんですが。
『先ほどですね、ちょっぴり?リセット?してしまいました』ちょっぴり。なんとも無邪気な言い方ですね。
黒羊
2008-11-20T17:11+09:00
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たびびと。
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「たまねぎ」のもう一つ向こうの「にんじん」からも男が出てきた。俺より年上だろうが、だがだいぶ若く
見える。
「あなたも聞こえましたか? ・・・・子供の声」ええ、と返事を返す。
「一体何が起こったんでしょうね。俺は最初夢かと」
「ボクもです。でもその方の声が聞こえて・・・・」
三人で夕日の沈む夏の空を見上げながら、俺たちはうなっていた。
「どうもー。リスタ・リセタでーす」
「うわっ」「えっ」「おわっ」
声が聞こえた。またあの声だ。あの、子供の声。
「ななな、何だ! どこにいるんだお前! さ、さっきのも全部お前の仕業か!」
デブオヤジの言うとおり、その声の主はどこを探しても見つからなかった。男が言う。
「あなたは・・・・『にく』の部屋の方ですね?」
「ご名答ー。あなたは千里眼の方ですね、仙葉サマ。存じ上げてまーす。それに耳も人一倍優れてらっしゃる
とか!」
「・・・・・・」
その声は聞こえると言うより頭の中に直接入ってくる感じで、何かテレパシーのようなものを使っているの
だろうと思った。俺も姿の見えない相手に向かって声を張り上げる。
「リスタ・リセタというのが君の名前か。一つ教えてもらいたい。さっきのはどうやったんだ? そして君はあ
のとき何をしたんだ?」
「あなたは・・・・・・リッキョウサマ、ですね! ええとあれはですね――――」
「違う、タチハシと読むんだ! それにリッキョウは陸の橋だ」
「ああ、非常に申し訳なーい。それでですね、質問にお答えします。先ほどですね、ちょっぴり?リセット?
してしまいました。特にお気になさらずに、早くここを出たほうがよろしいですよー」
マサカゼ
2008-11-20T16:41+09:00
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RE:孤眼の軍神
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「御断りします」
本当に断れるのか?ただ、それでは納得いかない、死ぬ時は納得して逝きたい
「…2つめは生還すること」「何ですか?その指令は」
ミルザムはひどく疲れたように息を吐いた
「捕虜になる、逃走する、寝返る…まあ、死ぬか、指揮官として生きて帰還するか、その2択だ」
口を挟もうとしたアウレスを手で制し、ミルザムは続けた
「王国軍は今まで志願制だった、近年大きな戦争も無かったから、軍部への風当たりも強かった」
「はい、今回の戦闘も装備の大部分が旧式だったためなかなか…」
「だろうな、加えて士気も低かっただろう、志願兵なんてそんな物だ、さて、それで今回の、今後の戦に備えて軍備を整えたい」
話が読めない、僕の聞きたいのは納得するに値する『死ぬ理由』だ
「……キメラの開発も、軍用兵器の開発に対する風当たりの強さから、国家運営の研究所から、軍として独立させられた、情報部として…な」
ミルザムは、ほんの少し間を空けた、目にはやはり靄がかかったように曇っていた
「結果、各国に弱体化したとみなされ、帝国の侵攻を受ける、帝国を撃退し…防衛戦力を整えるため、大幅な軍備の拡張、その為には、先ず資金だ、傀儡になった国王、国民に怯え自分らの事しか考えられない王政府の老人共、そして群衆に分かり易い『戦争』と『英雄』が要る」
「それが…僕ですか」
「ああ、貴族の次男、士官学校生、若くして陸軍指揮官の秀才、まさに打って付けだ」
アウレスは頭を抱えた、ミルザムは視線を逸らした
「死亡した場合、この悲劇的な少年の物語は勿論美化され英雄記になり、教科書に載り、群衆はそれを讃え…」
「新しい屍の山を積み上げるんですか!?」
机を叩いてアウレスは立ち上がった、そういえば何時からこんな理不尽に怒る心を凍らせていたのだろうか
「座れ」ミルザムは靄がかった目に、冬の空を思わせる光を浮かべ、静かに言った
「屍の山を築いてでも、ですか?」着席しつつ、問う
「ああ、守るべき物のためにどんな代償も支払うのが軍人なのだろう?」
あんたはどうなんだ、僕は違う、ただそうしなければならないから、払うだけだ
殺さなければならないなら、しょうがないんだ、理不尽であっても
「生きて帰れば、お前は英雄として扱われる、決められた台本通りに英雄を演じる」
「貴方は?ただの伝令ではないでしょう?」
口を開きかけ、ミルザムは一度閉じる、曇った目に何かが揺らぎ、それが消える
「ああ、今回の主役は2名、情報部の英雄、キメラの実用性を証明するための『英雄』さ」
一通り話が終わりアウレスは立ち上がる、先に立ち上がっていたミルザム窓辺へ近づき窓から遠くを見つめていた
「キメラは…不幸だと思うか?」
唐突な質問にアウレスは戸惑った
「もし、『英雄』のおかげで、実験に高額な金をつぎ込め長い寿命を手にしたとして」
淡々とした口調だったが、遠くを見つめているその眼は何を灯しているのだろうか
「キメラは…幸せだと思うか?」
アウレスは「わかりません」と答えた、ミルザムは「そうだな」と言った
義夜
2008-11-20T01:18+09:00
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RE:この世界を悲しみで覆い尽くす
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第八章
狼
「糞…撃たれた…」
ある狼は喋った
「取り合えず今日は引き上げるか…」
狼はそう言って森を出た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「結局、手掛り無しかぁ〜」
「仕方ないでしょ…本当の警察じゃないんだから」
「血を貰えるかと…」
「クローズ、血が無い変死体を警察が見つけたら犯人が吸血鬼だと分かっちゃうじゃん」
「うぅ〜…」
まぁ、ディルの言う通りなんだけどさ…
血も欲しいしさ…
変死体かぁ〜面白そう☆
「さっさと引き上げるか…」
「捕獲……」
「ちょ!ディル!」
「狼ね…ふぅ〜ん…」
ふぅ〜んじゃなくてさ…;
狼…ん?
「狼捕まえて如何するのさ!」
「食べる…血だけにする?」
「そういう問題じゃないよぉ…;」
狼を食べるって…原始人みたいな事しないで…;
「いい加減逃がしてくれ…」
「狼が…喋ったわね…」
冷静に言わないで…可笑しい事だから…
「あなた、何者?何で怪我してるの?」
狼に話かけてる場合?
「…………」
逃げてるし…話す気なし?
「明日もどうせ暇でしょ?」
「あっ…うんまぁ…」
「また此処に来るわよ…」
「えっ?ちょ…ポテチ買ってよ?!」
バイバイ☆
如月
2008-11-19T20:57+09:00
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RE:たびびと。
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一瞬、朝〜昼をとばしたのかと思いましたが『リセットしまーす』ってことは戻ったんでしょか。
太ってる人なかなかうろたえてますね。神経は対照的に細そうだ。
黒羊
2008-11-18T17:21+09:00
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たびびと。
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暑さで目が覚めた。電気はもともとつけていなかったので部屋は暗く、俺は居眠りしたまま熟睡してしまっ
たことを知った。とりあえず時間を確認しようと腕時計に目をやると、ちょうど明日を迎える一分前だった。
ゴーン、ゴーン。俺は初めてそこに掛け時計があったことに気付き、その音の大きさに驚いた。掛け時計の
振り子は二回だけ音を出すと、再び沈黙した。
次の瞬間、部屋全体が震え始めた。
地震かと思い慌てて立ち上がるが、どうも様子がおかしい。大地が揺れているというよりは、この建物自体
が持ち上がっているような・・・・。
「リセットしまーす」
高い子供の声が聞こえ、それから震えは収まった。電気をつけるとそこには、驚くべき光景があった。
すりガラスの向こうが明るかった。戸を引くと、確かに山の向こうに沈む夕日が見える。さっきまで夜中だ
ったのに・・・・? 同時に隣の部屋で叫び声ともうめき声ともつかないものが聞こえた。「たまねぎ」の部屋の
方からだ。
急いで縁側にでて右を向くと、空に浮かぶ夕日を指差してデブの男がうろたえていた。
「大丈夫ですか」
「大丈夫ですかじゃねえ。あ、あれを見ろ。あれを! 一体何が起こったんだ!」
一体全体わけが分からない、と多少怒ったように呟く。それは俺も同じだった。一体、何が起こったんだ?
マサカゼ
2008-11-18T17:07+09:00
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RE:たびびと。
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まさに
そ・の・と・お・り。
マサカゼ.
2008-11-16T21:11+09:00
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RE:この世界を悲しみで覆い尽くす
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狼です〜♪
吸血鬼対狼ですよ。
噛み合いですかぁ…なるほど…
顎が外れないように頑張ります!
でわ
如月
2008-11-16T20:25+09:00
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RE:この世界を悲しみで覆い尽くす
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おおかみ!!WOLF(でしたっけ?)!!日本狼はレッドリストに登録されてますが関係無さそうですね。
吸血鬼対狼ですか。噛み合いになりそうですね。顎が外れないよう頑張ってください。
黒羊
2008-11-16T20:08+09:00
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RE:たびびと。
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風呂入らないで寝ちゃ駄目ですよ。風呂入って一日の鬱憤を暗闇の中ブツブツ呟いて晴らさないと次の日自殺します。
なんか描写が細かくて、何か生きてそうですね。山猫亭じゃ無さそうですね。
『古びた文庫本』『何度も読んでいるので表紙が擦り切れている』グラスホッパーの鯨を思い出します。
黒羊
2008-11-16T20:05+09:00
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RE:孤眼の軍神
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『死ぬ事だ』
えぇ!!死んじゃうんですか!?
『とても簡単だ』って…まあ、簡単っていえば簡単ですけども!!
『生殺し』って言葉が頭に浮かびました。
黒羊
2008-11-16T19:51+09:00
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RE:この世界を悲しみで覆い尽くす
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狼ですよ☆
事件起きちゃいましたよ
はい、そうなんですよ〜
チャリティー精神がある吸血鬼なんですよ☆
頑張ります!
でわ
如月
2008-11-16T15:35+09:00
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RE:この世界を悲しみで覆い尽くす
http://sakasama.1616bbs.com/bbs/?pid=sakasama&mode=pr&parent_id=1983&mode2=2
狼。
事件、起きましたね。
「暇だし」で事件調べちゃうんですか。お二人とも結構チャリティー精神のある吸血鬼ですねw
頑張ってください。
マサカゼ.
2008-11-16T14:04+09:00
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たびびと。
http://sakasama.1616bbs.com/bbs/?pid=sakasama&mode=pr&parent_id=2369&mode2=2
俺が入ったとき食堂の席についていたのは、「にんじん」のテーブルの俺より年上の男と、「たまねぎ」の
テーブルの太った中年のオヤジだけだった。「にく」のところの椅子が不自然に一つだけ引かれていた。
俺のテーブルは入って一番左の奥だった。厨房と繋がる窓口からは最も遠い。料理はすでにテーブルの上に
置いてあり湯気を立てている。残りの二人は食べ始めていた。席に着き、俺も食べようと箸に手をつけたとき、
食堂の戸が引かれてがたがたと音を立てた。
扉の向こうに立っていたのは俺の胸辺りまでしかない、お下げの女の子だった。ずいぶん綺麗な顔の子だな
と箸を止めたまま見とれていると、女の子はおどおどとした歩き方で「れんこん」と書いてある自分のテーブ
ルについた。
やがて食事が終わると、先に食べていた二人が席を立った。俺もそろそろ食べ終わる。女の子の方はどうか
とちらりと目をやると―――いつの間にかいなくなっていた。戸が開く音は一度も聞いていない、はずだ。
「にく」のテーブルの料理も変だ。ふと目を離した隙に料理の品が消えていく。それも皿ごと、だ。
このような山奥の宿を利用するのはたいてい俺と同じ旅人だ。おかしな旅人もいるものだ、と味噌汁をすす
りながら思った。・・・・そんな俺も、人のことは言えないのだが。
夕飯を済ませると、食器だけカウンターに運んで食堂を出た。それからシャワーでも浴びようと風呂に向か
うと、生憎他の旅人が使っているらしく木の札が「風呂」から「使用中」に変わっていた。
仕方ないので「じゃがいも」に戻ると、早めに布団を敷いた。荷物の準備をして一息つくと、本が読みたく
なったので古びた文庫本を取り出した。何度も読んでいるので表紙が擦り切れている。読んでいるうちに瞼が
重くなり、俺はいつしか深い眠りに落ちていった。
マサカゼ
2008-11-16T14:02+09:00